防犯グッズ 護身用 女

女性が護身用の防犯グッズを所有する、または携帯する必要性について、あなたはどれほど深刻に考えているでしょうか?

平成29年警察庁開示の「平成28年犯罪情勢」には、各犯罪に関して驚くような統計があります。女性に対する性暴力についての統計を見て下さい。

平成28年 検挙件数926件:面識無し398件/面識有り528件
平成27年 検挙件数1,059件:面識無し479件/面識有り580件
平成26年 検挙件数1,029件:面識無し505件/面識有り524件
平成25年 検挙件数1,084件:面識無し543件/面識有り541件
平成24年 検挙件数1,023件:面識無し528件/面識有り495件


これは、性暴力の検挙件数と、被害者と加害者に面識が有るか無いかをまとめたものです。検挙件数自体は、毎年微増と微減を繰り返しており、全体的には減少傾向にあります。

平成19年から25年までは、被害者と加害者に面識が無い場合が半数を占めていました。しかし、平成26年以降は、被害者の女性と加害者の男性に面識が有った件数が過半数を占めるようになりました。それをパーセンテージで表すと以下のようになります。

平成28年 57.0%
平成27年 54.7%
平成26年 50.9%
平成25年 49.9%
平成24年 48.3%


また、各年で、面識のある場合のうちほぼ半数が知人や友人だったのです。こうしてみると、女性は友人や知人であっても、ある程度の警戒を怠ってはならないことになります。

女性のおススメの護身用の防犯グッズには、防犯ブザー、催涙スプレー、スタンガン、警棒が知られています。しかし、これらの中で、防犯ブザー以外は、軽犯罪法をよく理解して所持または携帯する必要があります。

催涙スプレー、スタンガン、警棒の3つは、銃刀法上は合法です。しかし、軽犯罪法上は、警察の状況判断次第で合法にも違法にも成り得るのです。

警察.jpg

軽犯罪法の定義は以下です。

第一条
左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。

正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者


上記の「正当な理由」を警察がどう解釈するかが問題と言えます。例えば、以下のようなケースが考えられます。

A:護身用として携帯した → NG
B:事件に巻き込まれ正当防衛として使用した → OK


これでは、身を守る防犯対策が違法で、被害に遭遇した後なら合法という矛盾が生じてしまいます。警察の対応がこのようになりかねない理由は、催涙スプレー、スタンガン、警棒は悪用される場合もある為、現場の状況で精査しないことには、携帯する行為自体を是か非か単純に判断できないというわけです。

護身用グッズは、軽犯罪上を理解した上で、携帯するか否かを決断する必要があります。

選択の基準の一つとしては、軽犯罪法を遵守して丸腰を選ぶか、身の安全を重視して護身用グッズを携帯するのか、という事になります。